この小さな絨毯(じゅうたん)は、わたしが買ったのではない。母が32年前トルコに行って買ったものだ。 当時わたしは実家から遠く離れて暮らし、4 […]…
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エッセイ
まどかは42歳、夫の転勤で2男2女とミラノ郊外に住んで丸3年。イタリア語は達者になり、おしゃれに精を出し、アルプスへスキーに行き、オーボエを習い始め、国際クラブの会長をして寿司教室や教会巡りの行事を主宰し、とイタリア生活を満喫していたところ、乳がんが見つかってしまった・・・ イタリアは当時世界トップの乳房温存国だが、とてつもなく万事いいかげん。
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エッセイ
団地の中でまどか夫婦が山羊を飼い始めた。「除草獣」としてだが、山羊に発情期が来てやかましく鳴き始め、近所迷惑でかなわない。それではと種付けに連れて行くハメになった。仔山羊を産ませるなら、ついでに乳を搾ってチーズでもつくってみるか? 一方、引き取った野良犬は、まるでまどかの言うことをきかない・・・ 爆笑ドタバタ記。
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詩集
あふれる想い、かなわぬ悲しさ、絶望 、そして黒い憎しみ、罪……。せつなく、ときには恐い恋心を自然の情景とからませ、日英伊の3カ国語で語る詩集(日本語版)。あなたの心のどこかに響くかも。
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エッセイ
一度はミラノに住んだ まどかが、今度は稲作の手伝いまでする本格的な田舎暮らし。 医薬中心の技術翻訳の仕事も続けてます。「技術翻訳って何?どんなことするの?」興味があればのぞいてください。晴耕雨読の毎日をお届けします。
イスタンブールでアヤソフィアに入る前、セキュリティチェックがあった。人間は金属物探知ゲートを通過し、荷物はX線検査される。画面には確かにバッ […]…
ホテルのトイレは椅子タイプの「洋式」だが、便座の下に、後ろから短い水道管のようなものが突き出している。壁のコックをひねると、蛇口から水が出て […]…
毎日、猛烈に暑い。36℃だの39℃だの、信じられない。 のうぜんはれん(別名ノウゼンカズラ)はオレンジ色の花が鮮やかだが、それでも南側の枝は […]…
イモリ(井守)を肉眼で見るのは初めてだ。1字違いのヤモリ(家守)なら緑がかった地味な灰色で、小さい時から夏にガラス窓の外側を吸盤のついた足で […]…
変わったもの、おもしろそうなものに対するアンテナの感度が、わたしはばかに高いらしい。今回、山口市の台湾料理店・富士苑で見つけたのは、「老公餅 […]…
トルコでコンヤは、古都として選んだのだが失敗だった。「今はただの地方都市で、観光スポットはありません」とガイドさんが言うとおり。がっかりした […]…
不思議な味だった。 白い液体を一口すすると、肉や魚のだしの味、つまりコクがない。ごくあっさりしている。しかし、うまいかまずいかと聞かれれば、 […]…
トルコに行ってきた。 夫婦で外国旅行は初めてだ。トルコを選んだ理由は2つ。1つは、欧米以外の、まだ知らないところに行ってみたかったこと。もう […]…