「マドちゃん、スッポンがおったよ。見に行く?」と亭主がわたしに聞いた。 「行く行く! 見る! どこにおったん?」 「道の傍の田んぼがジルい( […]…
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madokajinsei
イタリアのミラノに暮らして、そのいい加減さにウンザリしてくると、どうしてこんな国が先進国なのか、心底不思議に思えたものだ(ミラノで乳がん切り […]…
7回に分けて掲載した「猪の捕獲・解体の見学」は、登場した猪捕り名人のジンさんや近所のタケさんには「実況中継さながらの正確さ・詳しさで、とても […]…
切り分けられた猪肉をケイさんが秤にかけて約500グラムにし、わたしと袋詰めにした。それまで見学ばかりで申し訳なかったわたしにも、やっとできる […]…
ここで舞台は風の冷たい屋外から、傍の温室のような場所に移り、精肉に分けて袋詰めする作業となる。暖かくてありがたい。もう、わたしもケイさんも立 […]…
猪の青みがかった灰色の横長の臓器は膵(すい)臓だった。人間の内臓図でも、よく膵臓は青っぽい灰色で描いてある。あれは実際の色だったのだ。 長い […]…
ジンさんたちは猪を下ろすと、大きな作業台に仰向けに載せて固定してから、腹の中心に沿って縦にナイフを入れていった。そして柄の長い頑丈そうなハサ […]…
解体場には櫓(やぐら)が組んであり、計量計が見えた。猪の後ろ足をくくって電動滑車でぶら下げると体重は48キロで、名人ジンさんの「ま、50キロ […]…
ジンさんは農作業用の小型のエンジン付き運搬車に小さめの檻を乗っけて来ていた。その小さい檻を罠用の大きな檻の出口にくっつけ、ジンさんの仲間が反 […]…
注意:ここでは猪を捕るための罠や捕った後の解体の様子を、わたしがその場で見たとおりに書いている。残虐な描写や写真は一切ないつもりだが、気の弱 […]…









