今年の夏は「なんちゅうても暑い」のひと言に尽きると思っていたら、「いつになっても暑い」のふた言めが続いた。おかげで夏バテがきつく、しつこい。発端は7月の夏祭だった。炎天下の午後から夜までお囃子の太鼓を叩きながら歩き、くたびれ果てた後、週に2~5日は腹がシクシク痛む。
続いて盆明けに熱中症からコロナに感染し、5日間寝こんだ。こんなに寝こんだのは何年ぶりだろう? 20年前の乳がんの全摘・再建手術以来ではないか?
しかも回復がとても遅く、1週間は寝たり起きたり。その後も頭の中に霧がかかったようにボーっとして、とても翻訳なんぞできない。頭がスッキリしたのは3週間後だった。
やっと仕事を再開したと思ったら、もうひと踏ん張りがきかない。体力が戻っていないのだ。それでも翻訳依頼がくれば受けるが、夜なべで10時間や13時間仕事をすると、ふだんでさえこたえるのが、この秋はとんでもなくきつい。
そこへ10月は農協女性部のイベントが目白押し。「もう長くないんじゃないか」と思うほどだるい。
家の外に出て草を刈る気になれない。このホームページの記事も書けない。腹痛もなかなか治らない。ひたすら休養して数独と裁縫、読書。
そういう意味では、買ったまま「積ん読」だった本がずいぶん読めたのは楽しかった。もうひとつ、体重が減ったのも、とても嬉しい。まぁどんなに最悪だと思える事態でも、探せば1つや2つ、良いことはあるものだ。
もう空は秋、いや冬が近づいてきた。
時々イライラするが、長引く疲労・倦怠感は、典型的なコロナの後遺症。ジタバタしても始まらない。最近はコロナ後の倦怠感に効くという漢方薬をのんでいる。
そのうち治るさ!