この2月と4月は「月のしおり」を書くことができなかった。暗くて寒い冬の終わりに鬱っぽくなるのは毎年のことだが、今年はとりわけひどかった。 理 […]…
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各月のしおり
ウチの裏山には 隣家の倉庫際に梅の木が2本あって、毎年6月の第1週に実をもぐ。都会の友人を梅もぎに誘うと、今年も来ると言う。 「破れ傘があっ […]…
え? 烏の豌豆(カラスノエンドウ)じゃなくて、雀の豌豆(スズメノエンドウ)? そう、写真の右側にある赤紫の花はカラスノエンドウ。子どもの頃は […]…
近所の耕作放棄地はまるで、土筆(ツクシ)の林。 裏のユキさんはツクシの炒め煮が大好きだと言う。わたしも亭主殿も、子どもの頃ツクシを取ってきて […]…
亭主殿の祖父は道楽者で、馬を飼っていたらしい。農耕用ではなく乗馬用のアラブ種で、祖父と父は馬と一緒に貨物列車に乗ってあちこちの競馬に行き、小 […]…
少し前、1メートル以上に茂った萱(カヤ)を刈っていると、わたしのげんこつより小さい草の塊を見つけた。萱の葉と葉の間に引っかかって宙に浮いてい […]…
ワクチン関連の文書の和訳がきた。何コレ、という英語がいくつも出てきて、そのたびに英語版と日本語版のグーグルで検索して調査する。 たとえば、こ […]…
秋になると、毎年一度は銀杏(ギンナン)を食べずにはいられない。 あの強烈な悪臭を放つ実の中に、こんなおいしいものが潜んでいるのは自然の妙と言 […]…
「あのね、マドちゃん、バナナの花が咲いたよ」目を輝かせて亭主殿が告げる。 「え、去年植えたばっかりじゃろ? もう咲いたん?」 「咲いたんだよ […]…