イタリアでも仕事! 生検機器テスト報告書の和訳

イタリア・欧米 翻訳

イタリアまで仕事が追いかけてきた。

断りたかったのだが、翻訳会社の担当者から「クライアントが前回の訳者と同じ人を希望していて、断ると、今後の取引にも支障が出かねません」とまで言われると、引き受けざるを得ない。それに、前回の訳者と同じ人を、という依頼は、その時のわたしの訳文がそんなにひどいものではなかったという証拠で、喜ぶべきことではある。

幸い、前回、といっても半年以上前だが、その時の英語の原文と今回の原文の形式がほぼ同じなのはありがたい。

しかし、前回同様、ドイツ人の書いた英語らしく癖がある。英米人の書く英語とは少し言葉の解釈や使い方が違うことがあるようで、読んでいてところどころ「?」となる。ふだん使うネットの辞書3つを見た後は、電子辞書で5種類の英和辞書をひくが、どうもピンとこない。英英辞書でも専門用語辞書でも、当てはまる説明が見つからない。

こういう時は、ネットの複数言語を扱う辞書で、まずその英単語をドイツ語に訳す。そしてさらに、そのドイツ語の英訳と類義語を見ていくのだ。するとたいてい、「これか?」という意味が見つかる。

それでもダメなら、日本語のネットで、その原文と同じような内容の文書を探して読み、見当をつける。最後は、製薬会社の社員だった夫に助けを求めるのだが、実は、できるだけこれはやりたくない。わたしの意地である。

まぁドイツ英語に癖があると言うなら、わたしを含め、日本人の書いた英語にも癖があるだろう、と苦笑いする。おたがいさまだ。

結局、孫の守りと引越しの手伝いをした後で睡眠時間を削ってせっせと働き、イタリアを発つ日の朝6時になんとか仕上げて送った。

商売繁盛!

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