猪ハンティング 4 暗視カメラ

猪ハンティング 自然・動物・農業

(この写真と記事はもっと早く投稿したかったのだが、ビデオ画像から静止画像2枚を取り出して1枚の画像に編集する方法がわからず、悪戦苦闘しているうちに年が明けてしまった。話が前後してゴメンナサイ。)

去年の12月。

罠をしかけて1カ月がたった。檻のすぐ傍の餌は順調になくなっているから、そろそろ猪が檻の中に入ってくれてもいい頃だ。

しかし、来ているのははたして猪だろうか?

餌の食いっぷりから「こりゃ穴熊のほうではないかい?」とわたしがぼやいていると、マメなジンさんが箱罠の前に暗視カメラをしかけてくれた。

2週間撮影された画像の中で、案の定(じょう)、猪が来ているのは2晩だけで、後は穴熊ばっかり。

来ている猪も小さい。たぶん体重は20キロ台で、まだ子どもだ。人間と同じで、猪も大人より子どもの方が好奇心が強くて警戒心が少ないから、檻の中に最初に入るのも仔猪らしい。

とはいえ、猪が毎晩来てないと知ってガッカリ。

しかも、12月の後半になってからはサッパリ餌がなくならなくなった。これでは、2カ月で1頭くらい捕れるんじゃないか、という「捕らぬ猪の皮算用」がまるきりご破算だ。しょうがないから、今では檻から離れた上の道に米ぬかとさつま芋を置いているが、食べた形跡があるのは2、3日に1度というありさま。

ウ~ン、罠猟は動物と人間の知恵比べというから、わたしは猪より頭が悪いのか?

くさるねぇ。

しかし、わたしは興味半分で罠をしかけているが、猪は罠にかかれば命を失う。命がけなものに勝つのは並のことではない。ましてや、わたしは経験のない1年生。ここはともかく、地道に毎日餌をやりに通って観察を重ねるしかない。

先は長い……

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