このカボチャの根は右側にある。去年食べたカボチャの種を生ゴミとして捨てた後から生えた。 捨てたといっても、ただ地面に種を置いたのではない。底 […]…
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自然・動物・農業
裏の畑から、エンダイブというイタリアの苦いチシャをとってきて晩ご飯用に洗っていると、カタツムリの赤ちゃんがいた。 なんて小さくて、かわいいの […]…
ジャーマンアイリスは花が大きくて色に深みがある。豪華だ。 義母が一番好きだったのは小豆(あずき)色で、「わたしゃ洋服でも茶色と緑が好きなんよ […]…
2月に2頭目の猪が捕れた時、わたしはなぜ今まで捕れなかったかが少しわかったような気がした。 慎重過ぎたのだ。 「猪が奥まで入って罠の真ん中の […]…
一昨年の暮れに最初の1頭を捕ったきり、わたしは猪が捕れていない。 昨年は9月から瓜坊(仔猪)を捕ってやろうと思っていたのだが、結局始めたのは […]…
秋晴れの日が続いている。 亭主殿は晩稲(おくて)の稲刈りが終わり、暇になってきた。「久しぶりに釣りに行ってみないか」とわたしを誘う。 「いい […]…
金木犀(キンモクセイ)の甘い香りは、夜の闇の中でも濃厚に漂ってくる。その香りをかぐたび、遠い昔のせつない恋の思い出がよみがえる。 その時、わ […]…
子どものころおできができると、母は庭からドクダミの葉をとってきてあぶり、手でパンパンと叩いた後でおできに貼っていた。ドクダミは「毒消し」だと […]…
この鳥の特技は左右の足の長さを調節して、垂直な枝に止まっていられることだ。野鳥好きだった父が昔教えてくれた。わたしに見られていると気づくと葭 […]…
イタリアにいたころ、アグリツリーズモという言葉を聞いた(英語ではアグリツーリズム)。直訳すると「農業観光」だが、「田舎体験」という感じに近か […]…